【導入事例】「東部の砦」を守る幹部の“遠慮”を突破せよ。2日間の沈黙が、最強の結束を生んだ田野病院の変革

高知県東部にある田野病院様。地域の基幹病院である同院は、地域住民から「東部の砦」と呼ばれ、厚い信頼を寄せられています。この言葉には、「何があっても地域の医療を守り抜く」という、民間病院としての枠を超えた強い使命感と覚悟が込められています。
しかし、その重責を担う幹部層の間には、ある「壁」が存在していました。お互いを尊重するあまり本音を隠し、どこか気を遣い合ってしまう関係性です。組織の「砦」をより強固なものにするため、三谷による2日間の濃厚な幹部研修が始まりました。その時の様子をインタビューし、ブログとしてお届けします。
地域の命を預かる「東部の砦」が、本音を語れずにいた理由
三谷: 岡林さん、田野病院様が地域の「砦」として果たされている役割の大きさには、私も背筋が伸びる思いでした。改めて、今回あえて「幹部研修」という場を設けられた狙いを教えてください。
岡林氏: 私たち6人の幹部は、同じ理念を掲げながらも、日々の業務の中でお互いに気を遣い、本心を話せていない自覚がありました。どこか思いにブレがあり、本当の意味で一つになりきれていなかったんです。地域の命を預かる「砦」である以上、私たちが迷っていてはいけない。本気で「一致団結」した姿を目指したかったのが、研修を受けた目的です。
2日間の「沈黙」が奇跡を呼んだ。魂で掴み取った最強の共通言語
三谷: 研修の中で、場の空気が劇的に変わった「沈黙の瞬間」がありましたね。議論の末、組織にとって最も重要な「3つの言葉」が揃った瞬間、皆さんの表情が一気に晴れました。
岡林氏: はい。2日間の合宿中、誰もしゃべらなくなった長い沈黙がありました。三谷さんは、その重苦しい時間を無理に埋めようとせず、じっと私たちを見守ってくださいましたよね。あの時、「何かあっても絶対に三谷さんが助けてくれる」という圧倒的な安心感、いわゆる心理的安全性が場に満ちたのを感じました。だからこそ、私たちはドロドロとした本音をぶつけ合うことができた。あれは、私たち6人だけでは決して到達できなかった領域です。
そして「関心・感謝・思いやり」という言葉が結実した時、「これだ!」という強い納得感がありました。外部から与えられた理論ではなく、自分たちで悩み抜いて引き出した言葉だからこそ、私たちの魂が宿ったんです。お互いの人としての特性を認め合えるようになり、今では相手の発言が驚くほどすんなりと心に届くようになっています。
研修は、明日を変える「舞台」。
一人の覚悟が組織をプレミアムな未来へ
三谷: 研修後の現場で、具体的な「組織の変革」は起きているのでしょうか?また、岡林さんにとって私の研修は何が違ったのでしょうか。
岡林氏: 劇的に変わりました。私たちは自らを「プレミアムチーム」と名付け、研修で培った絆を大切にしています。中でも一番の変化は、それまで控えめだった総務企画部長です。研修を機に「自分のゴールはここだ」と、自らの情熱やビジョンを堂々と発言し始めました。今では、彼が先頭に立って、研修で生まれた言葉を現場へ浸透させるための活動をリードしてくれています。彼の力が開花したことは、組織にとって大きな財産です。
三谷さんは「研修は舞台である」とおっしゃいましたね。その言葉通り、三谷さんには受講者の心に火をつけ、一体感を作り出す圧倒的な「引き込む力」があります。他の講師には真似できない場づくりのプロ、いわば一体感を作る「天才」です。理論を超えた「感動」という形で私たちの心に火を灯してくれた。その影響力は、今も私たちの行動の原動力となっています。
三谷が目指す、本質的な組織開発
私は全員を無理に変えようとはしません。しかし、組織の要となるリーダーが本質的な「あり方」に気づき、一歩を踏み出すことができれば、その熱量は必ず組織全体に波及します。田野病院の皆様が見せてくださったような、「従業員がここで働き続けたい」と心から思える組織づくりを、これからも伴走型で支援し続けてまいります。